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スピニングタックルについて

真鯛がシャローに出てきて活発に餌を補食し出すと、キャスティングでの横引きが有効なメソッドとなってきます。
キャスティングはベイトタックルでも可能ですが、できればスピニングタックルを使いたいもの。
鯛ラバでスピニングロッドを使うメリットとしては大きく次の2つです。
・キャスト時にライントラブル(バックラッシュ)がない
・ファイト時にリールの重心が下になるために安定したファイトが可能
さて、市場ではキャスティング専用ロッドがいくつかリリースされています。
ジャッカルもスピニングモデルを発表しました。
そこで、私が理想とするスピニングタックルについて述べたいと思います。
私はこれまで、グラスコンポジットとカーボンの2種類の素材のロッドを使っていました。
2014030301.jpg
POISON OCEAN 65MLGをスピニングに改造したもの(上):グラスコンポジット
POISON OCEAN TKC-64Lをスピニングに改造したもの(下):カーボン
両者を比較してみると、グラスコンポジット素材はウエイトが重い鯛ラバをキャストする際に「乗せて投げる」感覚で非常にスムーズにキャストできます。
キャスト時は適度なロッドの反発力がガイドにラインが絡まるトラブルを減少。
また、魚の乗りもよく粘りがあるためにファイト時も比較的安心。
しかしロッドが重くなるので、感度が鈍くなる。
カーボン素材は「ロッドの反発力でビシッと投げる」感覚。
キャスト時はシャープなロッドの反発力ゆえに、キャスト技術が必要でガイドセッティングが適切でないとラインが絡まるトラブルが多発する。
魚を積極的に掛けて行く時はシャープにフッキングを決めやすいが、ファイト時はやや不安。
ロッドは軽いため、それに伴って感度が良い。
と、両者それぞれ一長一短があり理想を言えば、これらの中間的なものが使いやすい万能なロッドになるのではと思います。
長さに関しては、両者それぞれ少し長さが足りない感があり、6フィート後半の長さがちょうど良いのではと思います。
もちろん長ければ長いほど飛距離も出るわけですが、船の真ん中(胴の間)ではアンダーハンド
でキャストすると海面にティップが触れてキャストトラブルを引き起こしますので、釣り座が日によって変わる乗り合いや、風の向きや潮の流れなどでキャストする方向が変わることを考慮すると「どの釣り座でもキャストできる長さ」がとても重要だと思います。
最後にグリップエンドの長さ。
長ければファイトやリーリング時に脇に挟むことによって安定します。
しかしアンダーハンドでキャストする際にはキャストしにくくなります。
逆に短ければキャストはしやすくなるもののファイトやリーリング時に脇に挟むことができず、疲労が大きい釣りになります。
私は上記の2種類のロッドを制作した際に、グリップエンドの長さを変えてみました。
グラスコンポジットの方はしっかり脇に挟める長さで、カーボンの方は脇に挟むというより「脇にあてる」長さにしました。
これが意外にも万能で、キャストしやすくファイト時やリーリング時も安定する長さでした。
最後にスピニングリールは「ハイギアタイプ」がおすすめです。
ローギアタイプと平行して使用していましたが、スピニングタックルを使うエリアは主にシャローであり、軽いウエイトの鯛ラバを使用することが多いことから、引き重りよりも手返し重視(回収が速い)によるハイギアのセレクトがベストではないかと思います。
以上、私の個人的な感想ですが、スピニングタックルのチョイスに迷われている方の参考になればと思います。

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