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鯛カブラについて語る〜アタリ編〜

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松本)アタリがある数だけ魚を獲りたいと思うのは釣り人みんなが思っていることだと言っても過言ではないと思います。特に鯛ラバは良く「バレた〜」「乗ったのに外れた〜」という声を毎回の釣行で耳にします。みなさんも「今日はなんだか良くバレるな・・・」や「今の大きかったのに・・・」と悔しい思いをされたことがあると思います。
そこで今回は「アタリ」ついて様々なパターンや、少しでも釣り上げる確率を上げるための方法を解説したいと思います。解説するにあたり、春夏秋冬に分けてそのシーズン特有の「良く有るパターン」を使って解説したいと思います。
ただし、あくまでも「良く有るパターン」です。すべてが当てはまるとは限りませんので、参考程度に聞いていただければと思います。
まずは、「春」。乗っ込みのシーズン。誰もが産卵前の荒食い?と思われるでしょうが、当たり外れも大きく、水温が低いため低活性です。大塚さん解説をお願いします。
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大塚)一年のうちで一番低水温な時期から始まり、暖かくなるに連れて産卵行動に移るこの時期、産卵前の荒食いの期間を除けば、真鯛は低活性になっている事やバイトもかなり弱々しい事が多く、アタリを感じるのが難しくなかなか釣行の伸びにくい季節ですね。
この季節で一番大事なことはロッドのセレクトです。低活性だからといって感度重視のロッドは駄目ですね。もちろん感度も必要なのですが、どちらかというと食い込み重視のロッドが活躍してくれると思います。「カッカッ」とバイトがあっても低活性のため追いきれず、すぐに放したりバイトの後、リーリングスピードにムラを出すとフックアップに至らないケースが多いため、このようなロッドを使いフッキング率をアップさせます。
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次に夏。産卵を終えて体力を回復した真鯛が荒食いをします。餌も甲殻類からイワシなどの小魚に変化したりします。小魚についている真鯛の荒々しいアタリは病み付きになりますね。では、大塚さん「夏」の解説をお願いします。
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松本さんの話にもありますように産卵から徐々に回復し、真鯛が捕食するベイトも徐々にイワシ等の小魚にシフトしていきます。普段よりバイトは激しく強い力でカブラを噛んできます。アタリは「ゴンゴン、ガーン!」といったようなものや、一気に「ゴーン!」といった食う気満々のアタリが多くなるのが特徴です。
このような時タックルの中で一番大事になってくるのがフックです。具体的にはやや太軸の物を使い、若干ポイントがチモトの方向に向いている伊勢尼が良いでしょう。今まで様々なフックを使ってきましたが、オーナー社の伊勢尼に辿り着きました。理由はシーハンターなどの太いハリスにも対応した「プレスバーブ」という他社と比べ、大きなチモトを使う事によりハリスがすっぽ抜けするのを防ぐ特徴があるからです。号数は11〜13号を状況に合わせ使用しています。
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次に「秋」。夏と同様釣りやすい季節ですが、侮っていると気難しい真鯛に翻弄される季節でもあります。春の「桜鯛」秋は「紅葉鯛」という言葉があるように一年の中で真鯛がおいしくなる季節です。大塚さん「秋」の解説をお願いします。
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シャローからディープまで安定した釣果が得られ、一見釣りやすそうなのですが、同じエリアでもポイントにより活性の違いがあり、一言でこの時期のバイトの特性を語ることはできません。常にアンテナを張り、周りの状況に目をやるのが一番です。このようなことを書けば何か小難しく思いますが、基本的にバイトはわかりやすく、フックアップまで手こずる事は少なく釣りやすい季節ですので難しく考えず臨機応変に釣っちゃってください(笑)
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では、最後に「冬」。とても難しい季節という先入観がありますが、真鯛を探しやすい季節でもあります。水温が下がり低活性ではありますが、そんな低活性時に動けるのは大物!寒くてもガンガン釣りに出かける大塚さん(笑)解説をお願いします。
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徐々に水温が下がり一気に活性が悪くなる季節ですが、逆に考えると真鯛は活性が低いなりに一箇所に固まっていたり、同じ行動をとったりするのでパターンが掴みやすいです。アタリの特徴は前アタリの後、リールを巻き続けると、いつものように「カッカッカッ」とアタリが出ることが多いです。この「前アタリ」というのは決してハッキリしたものではなく、「微かに何かが触れた」と言ったような生命感の無いクラゲの足に引っかかったようなアタリです。 このアタリを確実に感じ心の中で「来い!来い!」と念じながら次に来る本アタリに備えリーリングするのと何も感じないとでは釣果は全く変わってきます。
春同様にロッドのセレクトが重要です。もちろん感度重視なのですが、できればロッド自体の重量の軽い物(リールを装着し軽く感じる物)が良いでしょう。このようなタックルでないと前アタリ後の細かい操作(リーリングスピードを変化させたり)がしづらく、さらに本アタリを待つ段階で軽いタックルの方が腕や手に力が入らず、フックアップに持っていきやすいです。もともと低活性なので腕はもちろんのこと、タックルのバランスで釣果にも反映され、実際に一年の中で一番“差”の出るシーズンなのです。
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次回は「鯛ラバ」について語りたいと思います。様々なメーカーから多種多様な鯛ラバがリリースされている中で、どれがおすすめなのか?をお話します。

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