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九州・玄界灘のヒットパターン解説その1

こんばんは、松本です。
先日の九州・玄界灘のヒットパターンを解説します。
まずは11月26日のパターン。
すでにブログで紹介しましたが、もう少し詳しく説明します。
当日は、下図のような潮の流れ。
09122201.jpg
水深約60メートルのポイントで、底から10メートルまでの潮流が速く底潮が良く動いている状況。
この潮が良く動いている水深に真鯛の反応が集中。
そしてベイトの反応は中層。
潮が良く動いている、いわゆる「潮の重さ」というものは感度の良い軽いロッドと巻きの軽いリールを使うことで分かりやすいものになります。
はじめのうちは分かりにくいかもしれませんが、船長に潮の速さを確認しながら意識して巻けば、潮が速い時の巻き抵抗と遅い時の巻き抵抗を比べるとある程度の違いを分かっていただけるかと思います。
これが分かると、より鯛ラバゲームが楽しくなり釣果もアップします。
なぜって?
潮が走り出せば真鯛の活性も上がります。
そして、潮がよく動いている水深に真鯛は集まります。
潮の重みを感じることができれば、そこから釣れるタイミング(時間)とタナ(水深)が分かるからです。
話をもとに戻します。
当日は潮の流れ始め、終わりにおいては、60gのビンビン玉で十分底がとれるのですが、最大の潮が流れる時間帯においては少々とりにくい状況でした。
潮の流れが最大の速さの時には、潮が速い水深50メートル付近に差し掛かると一気にラインが走り出し一瞬そのスピードが緩むのですが、そこからまた同じように走り出すといった状況でした。
底が分かりにくい場合は、
1)サミングを必ずする
2)ラインマーカーを見て目的の水深付近にきたら注意する
3)一瞬の「ラインフケ」や「スプールの回転の緩み」を見逃さない
の3つを注意してください。
慣れるまでは難しいと思いますが、コツを覚えると案外簡単なものです。
底が分かりにくい場合は無理せず、鯛ラバのウエイトを上げれば?と思われるでしょう。
もちろん、そうです。
60gから80gにウエイトアップすれば底が分かりやすくなりました。
ですが、私は80gのウエイトに耐え、かつフッキングができるロッドではなかったこと(現在はNew POISON OCEANがありますが)、そして35〜40cmのチャリコが多くアタリも「カカッ」と1回あるだけで追いが悪く、その1回のアタリを感じ取り即アワセできるようにし、できる限り軽いウエイトの鯛ラバを使用してアタリの感度を鈍らせる「引き抵抗」を極力減らしたかったためにあえて60gのビンビン玉を使用しました。
もちろん、これもビンビン玉がタングステン製だから60gで対応できたのですが、鉛ならさらに難しく同じ釣りができなかったでしょう。
この方法と探検丸と潮の重みから、常に真鯛の反応が濃いゾーンを巻くことができたため周囲より多くのバイトを得ることができました。
また、当日は潮の関係から上げ潮では3番目、下げ潮では2番目にポイントに入っていく釣り座だったのですが、これも一工夫しました。
まずは、先にポイントに入っていく人と異なるカラーを使うこと。
先にポイントに入っていく方のネクタイがオレンジでした。
船長の話からもオレンジが良くアタっているという情報を得ていたので、オレンジ系でも異なるカラーをチョイスし、ネクタイの形状も違うものを使用しました。
もちろん、スカートも違うカラーをチョイス。
鯛ラバの上げ下げのタイミングも先にポイントに入る人の動作を確認しながら、少しずつタイミングをずらしました。
そして、ロッドはPOISON OCEAN 65MLG(グラスタイプ)を使うことで、小さい真鯛に鯛ラバを食い込ませることができ、大物がヒットしても粘りのあるバッドで対処することができました。
鯛ラバのカラーチェンジで先のオレンジに反応しない真鯛にアピールし、上げ下げのタイミングをずらすことで少しでもフレッシュな真鯛に口を使わせることで、不利な釣り座でも釣り負けることなく結果を出すことができたと思います。
さて、次回はハチマルが登場した日のヒットパターンを解説します。
ジャッカルの中島さんがバスフィッシングの経験から導き出したヒットパターンも交えてお話します!

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