鯛ラバ専門情報サイト

鯛カブラQ&A

H様よりご質問いただきました。

<質問内容>

初めまして。Hと申します。昨年より鯛ラバを覚えて、完全にハマってしまい、松本様のサイトを毎日の様に見入っております。早速質問なのですが、鯛ラバ用ロッドについてです。近年、各メーカーの技術力向上に伴い、実に様々なタイプのロッドが市場に出回っています。中には高感度が売りのロッドもありますが、その感度について、疑問があります。向こうアワセが主な鯛ラバゲームに、はたして感度というのは本当に重視されるべきものなのでしょうか?是非松本様ご自身のご意見を伺いたく存じ上げます。
<回答>
いつも鯛ラバをご覧いただきありがとうございます。
さて、まず近年の鯛ラバロッドの傾向ですが、大きく分けて高感度なものと低感度なものの2種類が出回っており、各社様々なテイストでこの2種類を味付けしています。
結論から申しますと、私個人的には「どちらも必要である」が答えです。
私は普段ジャッカルのポイズンオーシャンを使用しており、これには高感度なもの(
TKCシリーズ)と低感度なもの(スーパーバキュームシリーズ)があります。
これらを状況により使い分けています。
では、まず高感度のロッドを使用する利点についてご説明します。
年末から年明けにかけての加太の釣行で高感度なロッドが活躍しているのですが、これは「前アタリ」や「ショートバイト」を逃さないために使っています。
そのアタリは、「コツッ」といったものや「ぬーっとかすかに重くなる」といったものなのですが、これが低感度なロッドでは分かりにくいのです。
加太では、この前アタリを感じてからさらに巻き続けると追い食いし真鯛の反応がある水深よりも遥か上まで追いかけてきます。
アタリがなければ真鯛の反応がある水深よりもさらに上まで(少し上までは巻き上げますが)は巻き上げません。
アタリに気付かなければ、そのままフォールさせてしまうのでせっかくのチャンスを逃してしまうことになりますよね?
また、積極的に掛けていく(アワセを入れる)時の釣りにも高感度なものが有利です。
高感度=張りがあるのでショートバイトばかりですぐに離すような時は、間髪入れずにアワセることで向こう合わせでは獲れない魚を掛けることができます。
また、キャスティングゲームにおいては張りのある好感度タイプのロッドの方がキャストしやすいです。
低感度タイプだと張りがないので、バックラッシュになりやすいです。
次に低感度なロッドを使用する利点です。
低感度=張りがないロッドの大きな特長は「バラシが低減する」という点です。
真鯛はファイト中に頭を振る魚なので、鯛ラバといういわゆるジグヘッドに近い種類のルアーだけにバラシが多くなりがちです。
これを低感度なロッドは張りがないために真鯛が頭を振る際、ロッドがそれを吸収しバレにくくなります。
またH様のおっしゃる通り、向こうアワセの際もスムーズに掛かりやすくなります。
特にアタリがあるとすぐにアワセを入れたり止めたりしてしまう初心者の方にも、アタリを感じにくいのでおすすめです。
このような感じでそれぞれの利点を生かし、今この状況でどちらのロッドを使うべきか?を考え、使い分けるのがベストだと思います。
私は毎回どこに行くにも「高感度なものと低感度なもの」の2本の組み合わせは必ず持っていきます。
そして釣りをして、どちらのロッドを使う方が有利なのか?を考えてセレクトしています。
タイプの違う2本を持つのが理想なのですが、予算的な問題もあると思いますので、例えばこれから鯛ラバを始めようとお考えの方は低感度なものをおすすめします。(上記でも説明しましたように、向こうアワセで掛かりやすいですし、バラシも少ないので)
逆に既に低感度なものをお持ちの方は、もう1本同じアイテムを追加するのではなく、タイプの違う高感度なものを購入しフィールドで使い分けることができるようにすることをおすすめします。
究極のロッドは「高感度で食い込みが良く真鯛のファイトを吸収してバレにくいロッド」ですね!

実釣レポートの最近記事

  1. 島根タイラバ レポート

  2. 夏の午後はからのんびり明石で鯛ラバ|明石鯛ラバレポート

  3. 大雨後のタイラバ

  4. 久しぶりの釣行

  5. 日本海ディープタイラバには夢がある

遊漁船の掲載依頼

アーカイブ

カテゴリー

PAGE TOP