鯛ラバ専門情報サイト

鯛カブラタックルでできるひとつスッテ

福井のF-Cloudへ、剣先イカやツツイカなどを釣る新釣法として大ブレイクしている「ひとつスッテ(イカメタル、鉛スッテ)」に挑戦してきました。
夜に灯りをつけた船で行う釣りなのですが、実はこの釣り、日中は真鯛を釣ることができるフィールドが多く、昼間は鯛ラバを楽しみ夜はひとつスッテといったように、リレーで楽しめる釣行プランを組むことができる遊魚船も少なくありません。
そして、鯛ラバタックルに金属製のスッテ、いわゆるメタルスッテを結ぶだけで遊べる手軽さとダイレクトにアタリがわかるゲーム性の高さ。
非常におもしろく数釣りも十分に狙えるゲームですので、鯛ラバアングラーにとっても大変嬉しい「癒し」となります。
2012101602.jpg
では、どんなタックルでどんな方法で釣るのか?簡単に解説します。
<タックル>
ひとつスッテ専用のタックルが各社から提案され始めています。
ただ、冒頭でも述べたようにまずは鯛ラバタックルやひとつテンヤタックルでも、問題無く楽しむ事が出来ます。
普段のセッティングのままで、ひとつスッテをリーダーの先に結ぶだけ。
鯛ラバタックルであれば、なるべく穂先が繊細なタイプが快適でした。
私はポイズンオーシャンのTKC-64Lを使用していましたが、快適に釣りをすることができました。

<どんなひとつスッテが良いか?>

スッテのボディが金属で出来た専用のスッテが各社からリリースされています。
重さはフィールドに合せて5号(約20g前後)~20号(約70g前後)程度まで様々ですが、多くの場合、10号を基準にいくつかバリエーションがあれば良いと思われます。
私がこのゲームを知るきっかけになったのが、ジャッカルから先日発売となった「ビンビンタングステンスッテ」。
2012101601.jpg
鯛ラバ同様に手返しの良さが釣果を伸ばす条件にもなりますので、鉛よりも速く沈むタングステンが断然有利でしょう。
状況によっては、しっかりとステイさせる事が重要にもなるそうです。
潮流の影響を受け難いコンパクトボディのタングステン製は鯛ラバゲームのビンビン玉同様に、「手返しの早い釣り」を実現してくれるのは間違い無いでしょう。
<釣り方>
鯛ラバと同じように「イカが居る層に照準を合わせる事」が第一条件でしょう。
釣り始めは底付近から探り出し、時間の経過と共にイカが浮いて来れば、その層に照準を合わせていきます。
誘いは、イカの集まったレンジ付近でリフト&フォール~ステイを1セットに繰り返し。
<バイトを誘発する誘いのテクニック>
ゆったりと大きなリフト&フォールもしくは小刻みなリフト&フォール、あるいはステイの長さによって、その日イカが最も釣れる誘い方を探します。
ラインテンションを張って落とすか、フリーに落とすか。
それだけでも誘いに差が出るので、ゲーム性は非常に高いと言えるでしょう。
鯛ラバのベイトタックルを用いる場合、サミングしながら徐々に落とし込みをかける事で効率的にヒットレンジを探る事も出来そうです。
スルメイカ(ムギイカ)狙いの場合、巻き上げでのヒットも多いそうです。
<スッテの重さ選択>
始めてトライするにあたって最も困るのが、重さやカラーセレクト。
まず基本的には、しっかりと底取りが出来る重さを選びます。
30m~40mでのゲームが多い福井周辺を例に挙げると、8~10号をメインに使用される方が多いようです。
ただし、潮が速い状況や40m以上の深場を攻める時、あるいは、異なる誘いを試すためにも15号までは常備した方が安心です。
目安としては、
・フォールのアタリ中心ならば、抱き易いコンパクトサイズ=軽めの号数をセレクト。
・しっかりとステイさせなければ「抱き」が悪い時には、重めの号数をセレクト。
です。
<スッテのカラー選択>
日替わりながら、ヒットカラーは存在するようです。
考え方は、「アピールしたいか、ナチュラルにしたいか」。
・白・蛍光色(黄色/ピンク 等)・夜光 等は、アピールの強い色
・緑・赤・茶 等はナチュラルな色 
視認性の強弱でイカへのアピールを調整。
強→弱の順でローテーションを組めば、反応の違いが判りやすい印象です。
カラーバリエーションこそ違えど、真鯛ゲームと似た感覚があります。
<アワセとファイト>
このゲームの魅力のひとつとも言えるのが目で感じ取る「アタリ」。
ティップの重みが無くなったり、糸が弛んだり、フォールが止まったり、魚ともエギングとも違うアタリは、実に新鮮です。
もちろんダイレクトにイカパンチを感じる事も頻繁にあります。
アワセに関しては「違和感は迷わず全て掛けに行く」そんな釣りです。
ファイトについては、イカの身切れを防ぐためにも、真鯛を狙う場合より少し緩めにドラグを設定するのが良さそうです。
シビアな設定は不要ですが、緩すぎると極端にノリが悪くなるので、現場で釣りながら調整すればコツをつかみやすいと思います。
<釣ったイカをおいしく食べる方法>
氷を詰めたクーラーボックスに、100均で手に入るカゴを敷き、なるべくイカが重ならない様に綺麗に並べてやると、傷みも少なく鮮度を保ったまま持ち帰ることができます。
ただし、あまりに大漁だった場合は・・・ジップロックに詰めるしか無いですね。

<遊漁船の紹介>

鯛ラバ、ひとつスッテ(イカメタル)の両方をリレーして楽しむことができる遊漁船を紹介いたします。
飛燕さくら丸(福岡県)
まるいち(福井県)
ディープオーシャン(福井県)
F-Cloud(福井県)
その他、宗像のY’S健栄丸、佐賀の呼子などたくさんありますので、一度トライしてみてはいかがでしょうか。

実釣レポートの最近記事

  1. 島根タイラバ レポート

  2. 夏の午後はからのんびり明石で鯛ラバ|明石鯛ラバレポート

  3. 大雨後のタイラバ

  4. 久しぶりの釣行

  5. 日本海ディープタイラバには夢がある

遊漁船の掲載依頼

アーカイブ

カテゴリー

PAGE TOP