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クーラーボックスの選び方[大きさ・持ち運び・保冷力]

釣った魚を持ち帰るために必要なクーラーボックス。お店に行くとずらりとたくさんのクーラーボックスが並んでいると思います。船での釣りを本格的に始めたころ、どれを買っていいのか全く分かりませんでした。それどころか、何を質問すればよいのかが分からない。「明石で船に乗って釣りをするんですけど、どれくらいの大きさのクーラーボックスを購入すればよいですか?」と聞いて買った記憶があります。店員さんに「35Lサイズ」を勧めていただいたのですが、さすがです!これが鯛ラバをする上でちょうどいいサイズでした。

今では、少し小さいもの、大きいものと「大中小3種類」のクーラーボックスを持っています。

置き場所に困るのですが、3つ持っていて実際に使ってみるとそれぞれの良さに気づくものです。写真は左から18L、35L、60Lです。

では、大きさ・持ち運び・保冷力・など、実際に使った感想を踏まえ、鯛ラバなど船釣りで使うクーラーボックスはどれが最適なのかを解説していきたいと思います。

大きさ・持ち運び

クーラーボックスの大きさは、

1)釣れる魚の大きさや量
2)持ち運び
3)保管場所

の3つを考慮する必要があります。

18L、35L、60Lのおおよその大きさは以下の通りです。

  • 18L:外寸560mm(長)×289mm(幅)×323mm(高) 内寸442mm(長)×172mm(幅)×225mm(高)
  • 35L:外寸794mm(長)×347mm(幅)×320mm(高) 内寸600mm(長)×260mm(幅)×230mm(高)
  • 60L:外寸934mm(長)×396mm(幅)×340mm(高) 内寸800mm(長)×310mm(幅)×240mm(高)

釣れる魚の大きさや量で考える場合、クーラーボックスの内寸を見ます。まず釣った魚の大きさ(長さ)で考えると、18Lでは44cm、35Lでは60cm、60Lでは80cmまでの大きさの魚であれば、曲げずに入ります。対角線上に入れたり、尾びれを落とすことで、もう少し大きい魚まで入ります。

18Lではちょっと厳しい

瀬戸内で釣れる真鯛のアベレージサイズが40〜50cmくらいですから、長さも去ることながら、コンビニの板氷(長さ255mm×幅65mm×高さ120mm)を入れると、3枚くらいの真鯛が限度です。夏場は板氷で2枚くらい欲しいことや、青物が釣れたりした場合、飲み物や弁当を入れておきたいなどを考えると、18Lサイズは厳しいと思います。しかしながら軽く片手で持ち運びが可能。車のトランクに入れてもさほどスペースは取らないでしょうし、電車での持ち運びもギリギリ可能なサイズです。

バランスが取れた35L

コンビニの板氷を2枚入れても60cmや70cmの真鯛が釣れても入りますし、少々大きな青物が釣れても大丈夫。おまけにそれなりの数が釣れても入ります。飲み物やお弁当を入れても余裕があります。ただ、このクラスになると何も入っていない状態ならまだしも、魚や氷を入れると一人で持ち運ぶには大変な重量となります。キャスターがついているものを選ぶのは最低条件だと思います。車のトランクは、ワンボックスカーでない限り、横置きするといっぱいいっぱい、できれば後部座席を倒して縦置きしたいところです。電車での移動は難しいでしょう。

大きいが内容量は文句なしの60L

内容量に関しては余裕で何も申し上げることはありません。2〜3人での釣行なら1つあれば十分、人数分のクーラーボックスを用意する必要はありません。ただ、魚や氷を詰め込んだ状態ではキャスターで移動は問題ないものの、トランクに積み込む時は1人ではかなり大変です。車のトランクではかなりの存在感。ワンボックスカーならまだしも、それ以外は後部座席を倒して積み込まないと、他に何も積めなくなるかもしれません。

自宅での保管

室内なら18Lサイズは縦置き、横置きともクローゼット内に収納可能だと思いますが、35Lではギリギリ、60Lは厳しいと思います。35Lや60Lは縦置きで室内保管するか、屋外に保管することになると思います。

保冷力

どこの釣具店に行っても置いてあるクーラーボックスのメーカーはシマノとダイワですが、両メーカーそれぞれ独自で保冷力の規格を持っています。詳しくはメーカーのサイトをご覧いただくとして、保冷力が高いとクーラーボックスの重量が重くなり、価格も高くなります。氷は溶けることでクーラーボックス内の温度を下げようとしますから、保冷力が高いものは氷が溶けにくく、低いものは溶けやすくなります。保冷力の差に関しては、次のようにお考えください。

日帰りの釣り(短い時間)では保冷力をあまり重視しない

釣りをしてその日に帰るとなると、数時間保冷しておけばよいので重視しなくてよいと思います。釣った魚を生簀に入れておき、釣りが終わってから魚を処理する船なら、保冷する時間はさらに短縮されます。そうでなくても、氷多く入れておくことで保冷力の低さをカバーします。

遠征の釣り(長い時間)では保冷力を重視する

1泊2日の釣りとなると、保冷力が高いクーラーがよいです。夏場は夕方や朝でも車内の温度は高いもの。氷をたくさんもらえる船ならよいのですが、自分で用意するとなると氷代もバカになりません。そういった意味でも保冷力が高いクーラーボックスは経済的だと思います。

釣った魚の鮮度を保つ豆知識

クーラーボックスの性能を求めるより、魚の処理をしっかりとする

魚の鮮度は、魚を締めてから適切な処理をしていかに早く魚体の温度を下げるかで大きく左右されます。いくら保冷力が高いクーラーボックスを持っていても、そこまでの過程がよくなければ宝の持ち腐れになります。

魚の血抜き、神経抜き、エラや内臓除去、氷水で冷やしてクーラーボックスへ。魚の血抜き、神経抜きは短時間でできますが、エラや内臓除去、氷水で冷やすとなると時間と手間がかかります。

しかし、時間と手間をかけた魚は「おいしい魚」になりますよ。

クーラーボックスの予備冷蔵

クーラーボックスを開けて氷を入れて魚を入れる。気温が低い冬はまだしも、炎天下が照りつける夏はクーラーボックス自体に熱が籠ります。魚が入っていない状態でも氷を入れておいて熱が篭らないようにしましょう。

板氷よりクラッシュタイプ

単純に氷の表面積が大きいほど早く温度を下げます。同じ量でも板氷とクラッシュタイプなら、クラッシュタイプの方が早く温度を下げることができます。

クーラーボックスの水抜きをする

氷は溶けることで温度を下げます。クーラーボックスの底部には水が溜まります。大型のクーラーボックスには水抜き栓がついているので、気づいたらクーラーボックスを少し斜めにして、水抜き栓から水を抜きましょう。少しでも軽くなりますし、魚が水に浸かることが防げます。

総合的に考えると35L前後の大きさがおすすめ

鯛ラバをするなら、釣った魚の収容、持ち運び、保管と総合的に考えて使い勝手がよいのは35L前後だと思います。鯛ラバ以外でも、近海ジギングやタチウオ、イカメタルなどいろいろな釣りに使えますし、家族揃ってのバーベキューにも重宝します。

購入する時に見るポイント

「価格の差=保冷力」ですから、そこはお財布と相談するとして、他に見るべき点が2つあります。

まず1点目が持ち運びが楽かどうか。35Lクラスですと引っ張って移動したいもの。大型キャスターが採用されているものなどを考慮してください。

2点目は座れること。クーラーボックスに腰掛けれると重宝しますよ。蓋に強度があって、座っても大丈夫!というものがあります。この点も考慮されてはいかがでしょうか。

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