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鯛カブラについて語る~リール編~

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松本)さて、先の「タックルについて」で述べたように、私たちがメインで使用しているタックルはベイトタックルでした。では、鯛ラバに適したベイトリールとはいったいどのようなものなのでしょうか。私はダイワのジリオンPEスペシャル100Hを使用しています。このリールはPEライン使用を目的に作られたベイトリールで、スプールにラインを巻きつける際にレベルワインダーが左右にすばやく移動し、ラインが出る際の摩擦抵抗を減らしています。キャスティングの際にもスムーズにラインが出て非常に使いやすいですね。
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大塚)そうですね。私もジリオンPEスペシャル100Hを使っています。他のリールと比べ、メンテナンスはしっかりとしないといけないのが難点ですが、メンテナンスし完璧な状態を維持してやるとリーリング時のノイズは全く感じなくなり、集中力が維持しやすく、前アタリなどの小さなバイトも感じやすくなり、現在一番のお気に入りです。
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今回新発売されるダイワのリョーガやシマノの炎月7などもいいかもしれませんね。いずれにせよ、個人の好きなメーカーもあるでしょうし、予算などもあると思います。そこで、ベイトリールを選ぶポイントをいくつかご紹介したいと思います。まず一番大事なのは海水での使用が可能かどうかです。淡水専用だと確実に錆びたり壊れます。次に重さ。できる限り軽い方が良いでしょう。そして、ギア比。ここまでくるとあくまでもこだわりなのですが、以前私はハイギアタイプ(7:1)のものとローギア(6:1)の2種類を使い分けていました。ハイギアは高感度であるために、潮の流れを簡単に感じたりすることができ、ピックアップが速いメリットがある反面、巻き心地が重いなどのデメリットもありました。ローギアは逆に巻き心地が軽い反面、ピックアップに時間がかかるなどのデメリットがありますね。ハイギアタイプのジリオン100SHからPEスペシャル100Hに変えてからは、ロッドも高感度になってきた分、ローギアでも十分に潮の重さを感じることができますし、ローギア1本でいいのかなと思ったりもしますが、大塚さんはどうですか?
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各社いろいろなリールがあり、ギア比も多彩で一口にどれが良いとはなかなか言えませんが、個人的には6.3:1ぐらいのギア比がバーサタイル(幅広く)に使えると思います。その他、私が使用しているリールの中にはギア比の高い(7.1:1)ものもあります。こちらのタイプはスローにリーリングする事は難しく冬などの低活性時には向きませんが、ベイトがイワシの時などのリーリングスピードを上げた方が良い場合に使いやすいです。しかし、実際に釣りをしていて使いやすいのは6.3:1前後の物が良いのではないでしょうか。
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ベイトリールのメカニカルブレーキ(ラインの出を調整するもの)やマグネットブレーキはどうされていますか?私はメカニカルブレーキを限りなく緩めにし、マグネットブレーキはバーチカルな時には「ゼロ」で、キャスティングの時はメカニカルブレーキをそのままにし、マグネットブレーキの数値を10段階の「3」にしています。
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※マグネットブレーキ(シマノ社製は遠心力ブレーキ)は、スプールの回転に対し、常に一定でかかるブレーキ。メカニカルブレーキは、スプールが回転してない時は皆無に近いほどブレーキがかかっておらず、スプールが回転すればするほど強いブレーキがかかる高速回転時用のブレーキ。これらを調整することで、キャスト時のライントラブル(バックラッシュ)を防ぐことができる。
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私の場合はいつもゼロです(笑)鯛ラバって重さの割に空気抵抗が低く基本的には投げやすい(バックラッシュしにくい)ルアーなんで親指だけでサミング調整しています。
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最後に、使用したリールはできるだけ早く真水(ぬるま湯)で荒い流し、塩分を取り除いてくださいね。そして簡単に分解できる部分は分解し、よく拭いてグリスアップをしてください。塩分は、故障の一番の原因ですよ!そして1年に1度はオーバーホールに出すことをおすすめします。オーバーホールは釣具店に持って行けば大抵引き受けてくれます。(釣具店が窓口となり、メーカーへ引き渡してくれます)価格はだいたい3,000円〜/1台ほどです。
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おすすめのリールオイルです。
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SMITHから発売されている「REEL OIL IOS-02」。粘度もいいのでおすすめです。
さて、次回はラインについて語りたいと思います。

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