ロッドに続き、リールに関しては好みもあるでしょうし、人それぞれ使いやすさ(感覚)も違うし、楽しみ方も違うのでアドバイスが難しく「これがよい」とは言えないのが正直なところ。
今回も「自分の好み」を紹介したいと思います。

シマノの2025フォースマスター300を使用しています。
電動リールに関しては、みなさんは手巻きのノイズが多い、リール本体が大きい、バッテリーが必要、ケーブルが煩わしいとマイナスなイメージを持たれていることが多いかと思います。
実際にフィールドでも電動タイラバをしている方はほぼいません。
なぜ電動リールがメインなのか?
250gのタイラバを潮が流れている状態で200mほどラインを放出している状態で回収するのはかなりキツイ作業です。
ですから船長から仕掛け回収のアナウンスがあるまではついつい回収したくない症候群になります。
アタリがあって外れた=ネクタイがハリに刺さっているかもしれない=ネクタイがきちんとアクションしていないかもしれない。
ラインを出せば出すほど底どりが分かりにくくなる。
回収が容易であればすぐに巻き上げて入れ直すのですが、キツイ作業なので細かなチェックを怠ってしまいがちです。
電動なら高速(手巻き全力の速度)で楽に回収できます。
結果、釣果がアップするというわけです。
それ以外で電動を使うのは、小さな魚や根魚が釣れた時でしょうか。地味に重く、ボディブローのように手首に負担がかかるやつを電動で上げると楽です。
ドラグが出るような魚は電動ではなく手巻きでファイトを楽しんでいます。むしろここは電動で巻くとモーターに負担がかかりすぎてよろしくないです。
ドラグを締めた状態で巻くとモーターへの負担は少ないのですが、ドラグを緩めた状態で巻くとモーターの回転速度が上がるので負担がかかり発熱し、故障の原因にもなります。
1kg程度のドラグでは大鯛や青物とのファイトを電動でするのはよくないです。
手首や握る力が軽減され快適に1日釣りができ、疲労が圧倒的に少なくなります。
2025フォースマスター300をタイラバで使うと次のような使い方ができます。
1)クラッチオンオフだけで釣りができる
設定したスピードで巻き続けるので、狙いタナを過ぎたらクラッチをオフにしてフォール、着底したらクラッチをオンにすると再び設定したスピードで巻き始めます。クラッチのオンオフはクラッチを押すだけ。モーターで電動巻上げをしている時にクラッチをOFFにすると、自動でモーターOFFになります。フォール中のモーター音がなくなります。
基本手巻きですが、食事をする時など「ながら釣り」ができるので重宝しています。
2)巻き上げスピードが3段階設定できる
■着底→巻き上げ(任意で設定できる)
私の中ではながら巻きスピードとしていて、前述したように食事をする時など「ながら釣り」ができるので重宝しています。
■ヒット→ファイト(任意で設定できる)
これは小型の魚が掛かった時に口切れさせることなくゆっくり寄せてくるスピードにしています。
■回収(MAXスピード)
タイラバを回収する時はMAXスピードで回収しています。
3)ボトムから巻き上げたいタナに来たらアラームが鳴るように設定できます。例えば20mに設定するとボトムから20m巻きあげるとアラームが鳴りますのでカウンターを見ないで釣りをすることができます。
電動をメインにしていますが、タイラバがバーチカルに落ちる時は回収も楽なので非電動のベイトリールを持ち込みます。
複数台持ち込むとラインブレイクなどのトラブルが発生した際に安心です。
タイラバがバーチカルに落ちる時は、オシアコンクエストCT 300MGを使用しています。
オシアコンクエストCT 300MG

キャストが必要な場合はスピニングはステラ4000MHGを使用しています。
ステラ4000MHG
こちらはまたの機会に詳しくお話ししますね。

感度がよいから、回収が早いからハイギアを好まれる方もいらっしゃいます。
私は中間ギアを使っています。
[ベイト/オシアコンクエストCT 300]

[スピニング/ステラ4000]

ハンドルやノブはLIVRE製品にカスタムをしています。
フォースマスター300
プレートはCRANK 140、ノブはPT35Bです。



オシアコンクエストCT 300
プレートはCRANK 140、ノブはTRIGGERです。



ステラ4000MHG
プレートはLightArm 70、ノブはPT42です。



