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第6回目タイラバのヘッドとネクタイの使い分けについて(その2)

タイラバのヘッドとネクタイの使い分けですが、私の場合はシンプルな考え方をしています。

タイラバがきちんとアクションしているか否か。

季節やベイトの種類を問わずこの考え方です。

タイラバを落として船の流れ方と潮の具合を確認すると、4つの状態のいずれかに該当するかと思います。

1)真下に落ちる。船から離れない。
2)船から離れていくように落ちるが、巻くとほぼ真下から上がってくる。船から離れない。
3)少し船から離れていく。
4)船からどんどん離れていく。

この4つの状態から、きちんとアクションするタイラバ(ヘッドとネクタイ)をチョイスします。まずはヘッドとネクタイの形状の違いによる特性を説明します。

ヘッド

ヘッド形状は大きく分けて丸型とスイッチ型の2つがあります。丸型は斜め(横方向)に引くと安定した姿勢を保ちますが、垂直(上方向)に引くと不安定な動きになります。一方でスイッチ型は垂直(上方向)に引くと安定した姿勢を保ちますが斜め(横方向)に引くと不安定な動きになります。

ビンビンスイッチ

ビンビン玉NEO(丸型)

ネクタイ

厚く硬く大きいネクタイは流れが緩い時・スロー巻きに最適で、薄く柔らかく細いネクタイは流れが速い時・速巻きに最適です。

流れが緩い時・スロー巻き→流れが速い時・速巻きで使う目安の順に製品を紹介します。

キングカーリー

マスターカーリーストロング

マスターカーリーミディアム

マスターカーリー

ビンビン玉カスタムネクタイ ファインフィネス

この特性を、海の状況と照らし合わせてみます。

基本は以下の4つのことを覚えておけばほぼ外すことはないかと思います。

1)真下に落ちる。船から離れない。

無風の潮なし状態。タイラバは真下に落ちて真上に上がります。この状況はビンビンスイッチの出番です。丸型ヘッドしかない時は、ヘッドを軽くしてフルキャットをし斜め引きで誘っていましたが、ビンビンスイッチが登場したことで解決しました。ネクタイは速く巻くなら薄めでシルエットの小さいもの、スローに巻くなら厚めで大きめのシルエットを使います。

2)船から離れていくように落ちるが、巻くとほぼ真下から上がってくる。船から離れない。

二枚潮、もしくは潮と風(船が探される方向)が逆の状態。タイラバはやや払い出すよう、もしくは左右に払い出すようにラインが出ていくが、巻き始めるとほぼ真下から上がってきて、リフト&フォールを繰り返していても船からタイラバが離れない。このような時も1)同様、ビンビンスイッチの出番です。

3)少し船から離れていく。

潮の動き始め、止まる前や微風の時ですね。この状態は丸型、ビンビン玉NEOの出番です。水深に対してやや軽めのウエイトで最初の着底点から斜め引きになるようにして丸型が綺麗に泳ぐようにします。ネクタイは中間サイズ・厚み〜大サイズ・厚めをチョイスします。

4)船からどんどん離れていく。

タイラバをバーチカルに落としても最初の着底点から斜め引きとなり、落とし直すとさらに払い出します。この状態は丸型、ビンビン玉NEOの出番です。ネクタイは小サイズ・薄め(厚めでも細い系)をチョイスします。

この4つをベースに船や潮の流れ方の変化、真鯛が底付近なのか・浮いているかなどで微調整をしていきます。

冬から春の水温が低い時は活性が低いからネクタイは細く弱いものを使うとよいと思って釣りをしたのであれば、私の考えに当てはめると冬から春は北風が吹いて船が流されやすくタイラバがどんどん船から離れていくので「薄く柔らかく細いネクタイ」という捉え方になります。

夏は活性が高くイカなどの大型のベイトを捕食しているからビッグネクタイを使うとよいと思って釣りをしたのであれば、私の考えに当てはめると夏は風があまり吹かずタイラバが船から離れにくいから「厚く硬く大きいネクタイ」」という捉え方になります。

こういう考え方もおもしろくないですか?

以上、自分の経験談と拘りをお話しました。

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