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ディープタイラバをやってみたくなった時の参考に

最近、瀬戸内で釣りをされている方に「ディープタイラバをやってみたいんですけど、タックルは何を買えばいいですか?」「ラインの太さは?」「タイラバの重さは?」など質問を受けました。

聞くところによると釣れる魚のサイズが大きく、魚種が豊富だし、たまには違う景色で釣りをしてみたいんですって。

こんな風に思っている人がたくさんいるみたいですので、ディープタイラバをやってみたくなった時に参考になりそうな内容を書いてみました。

最初に言っておきますが、ディープタイラバは難しくないですよ。前もって知識があれば大丈夫です。

ディープタイラバとは?

定義ってないと思うのですが、みなさんがディープタイラバと言っているのは、

・日本海、太平洋の外海でのタイラバ
・水深は100m前後
・ドテラ流し

このような場所、釣り方のことを指しているようです。

瀬戸内とディープタイラバの違い

釣り方の違い

瀬戸内は船をたてて遊漁をする船が多いです。船をたてるとタイラバが真下に落ちます。水深とラインの放出量が同じと言えば想像しやすいでしょうか。

一方、ディープタイラバはドテラ流しなので、タイラバが斜め前に落ちていきます。船からタイラバが離れていきます。ですから、水深とラインの放出量が異なり、水深以上にラインが放出されます。

ですから、必然的にディープタイラバはリールに巻いているラインの量(長さ)が必要で、より重いタイラバが必要になります。

波の違い

波の違いってわざわざ説明する必要があるのか?と思われるでしょうけど、これ結構重要です。

瀬戸内の波の高さは50cmもないことが多いのではないでしょうか。1mの波予報になれば出船中止になることが多いでしょうね。波のピッチは短く、船の揺れは小さい(少ない)です。

これが外海になると、1m前後の波で波のピッチが大きくなります。船はゆっくり大きく持ち上がり、ゆっくり大きく下がるイメージです。

波の違いを説明したのは、瀬戸内で釣りをしていて船酔いしない方も、波のピッチが変わると船酔いしてしまうことがあるからです。私もそうで、瀬戸内ではまず船酔いしませんが、外海に出ると船酔いしやすくなるので酔い止めを必ず服用するようにしています。

おすすめの酔い止め薬は、水なしでも飲める大正製薬のセンパアQTです。


出典:大正製薬

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風の違い

瀬戸内よりも高い波での出船が可能なため、少々風が強くても釣りが成立します。風に当たり続けると寒いもの、暖かい時期でも上着を忘れないようにしてくださいね。

船の大きさや設備の違い

外海の船は瀬戸内の船よりも大きく、広いキャビンを備えている船が多いです。ポイントまで遠ければ1時間以上かかることもあるので、ゆっくりくつろげる空間が用意されています。

電子レンジや湯沸かしなどの設備も備えていたりするので、船の上で温かい飲み物や食べ物を摂ることができます。外海の船を予約する際は、このような設備の有無を確認しておいた方がよいでしょう。

釣った魚は生簀に入れる船と、締めてクーラーボックスに入れる船があります。この部分も確認しておいた方がよいでしょう。生簀に入れない場合は、船にクーラーボックスを積み込んでおく必要があります。クーラーボックスはできるだけ大きいものがよいですね。45Lや60Lくらいのもので持ち運びに便利なキャスター付きがよいと思います。瀬戸内の釣りと兼用で考えるなら45Lクラスが使い勝手がよいかと思います。


出典:シマノ

ディープタイラバをするにあたり、タックルはどうすればよいか?

専用タックルを揃えないと釣りができないわけではありません。このような質問を受けると、

・瀬戸内で使っているロッドを持っていきましょう!
・リールだけレンタルしましょう!
・なんならロッドとリールの両方をレンタルしましょう!

と答えます。

瀬戸内のロッドでもディープタイラバができます。ロッドに推奨するラインの太さやルアーのウエイトが記載されていますが、それはあくまでも目安的な感じで記載されているもので、それ以外はダメだという訳ではありません。全く問題なく使えます。ですから、まず最初はお持ちのロッドで釣りをし、ディープタイラバの釣行回数が増えようものなら、専用のロッドを購入されてはいかがでしょうか。レンタルで実際に使ってみると、案外早く自分にあったロッドが見つけられる、お店に行ってもあれこれ迷うこともなくなります。

リールは瀬戸内のものでは難しいですね。巻いているラインの量も200mではちょっとしんどいです。また、巻き抵抗(負荷)がかなりかかりますから、長いハンドルに大きなノブがついたリールが最適です。リールは迷わずレンタルですね。ロッドと同じく、レンタルすることで自分にあった、使いやすいリールに出会えると思いますよ。

なお、PEラインは1号あたりを標準に最低でも300m巻いていくこと、リーダーは5号くらいが目安でしょうか。

ディープタイラバに初挑戦された方々の記事を見つけました。冒頭に瀬戸内とディープタイラバの違いについての記載があるので参考になるかと思います。

参考記事(トップスジャパンさんのブログ)


出典:ダイワ


出典:シマノ

道具は瀬戸内の流用やレンタルで出費を抑え、タイラバ購入資金に充てる

ディープタイラバは瀬戸内よりも遥かに重いウエイトのタイラバを使います。200gを超えるものを使うシチュエーションも多々あります。

ラインの放出量が多く、重いタイラバを使う釣りなので巻き抵抗(負荷)がかなりかかります。巻き抵抗(負荷)を少しでも減らす恩恵があるのがタングステンヘッドです。同じ重さのタイラバで鉛とタングステンを巻き比べてみると、明らかにタングステンの方が軽いと実感できます。

予算との相談になると思いますが、まず最初はロッドやリールの出費を抑えて、タングステンのタイラバに充てる方が得策だと思います。

鉛で釣りにならないわけではないですよ、少ししんどいかもしれませんが魚は釣れますから、予算をしっかり相談をしてくださいね。

ヘッド以外のパーツは瀬戸内のものそのまま流用で問題なしです!

最後に

ディープタイラバは難しくない

ディープタイラバってハードルが高いイメージがあるようですが、そんなことはありません。タイラバの手軽さである「落として巻くだけで釣れる」部分は変わりません。昔の日本海なんて女性の姿は皆無でしたが、今や毎回のように女性が乗船されているのを目にします。

船をたてないので船長が操船に集中する必要もありませんから、釣り方を教わるのはどちらかと言えば外海の方がじっくり教えてもらうことができると思います。

遠征を楽しむ

京阪神にお住まいの方なら、日本海なら兵庫県から福井県あたり、太平洋側なら和歌山県が近いですね。時間にして2時間くらいの距離でしょうか。これくらいの距離や移動時間なら日帰りでの釣行が可能ですね。少し足を運ぶなら東は静岡県、西へ行くなら九州でしょうか。

港に向かう景色もいつもと違って新鮮です。船から見える景色だってそう。いい宿や温泉があったり、おいしい食事を提供してくれる店があったり。時間に余裕がある限り、せっかくですから釣り以外のことも楽しんでみてはいかがでしょうか。

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