私はベイトタックル2セットとスピニングタックル1セットの合計3セットを持ち込んでいます。
ラインシステムは3セットとも全て同じ。
PEは1.2号を300m。
リーダーはフロロカーボンの20lb。
PEラインは8本編の安価なものを使用しています。昨今のPEラインは安価なものでも相当の強度があります。傷がないPEラインであれば根掛かりしたらそう簡単には外せないくらい強いですよ。
1.2号はややオーバースペックということは認識しています。ですが、あえて1.2号にしています。
青物なら時間をかけずパワーファイト。PE1.2号あれば10kgクラスのブリでもパワーファイトができます。待っていただいている同船者の方が早く釣りを開始できるようにしていただくために私なりの気配りという意味でのパワーファイトです。このパワーファイトのためにPE1.2号を使っています。2、3kgの青物ならフルドラグでファイトすれば、同船者にタイラバを回収してもらわなくてもいいくらいです。
大鯛であれば無理をせずじっくりファイトを楽しませていただいています。
リーダーはフロロカーボンの20lbを使用。通常は3ヒロほど。秋から冬にかけてエソやサワラが多くなるので5-6ヒロにしてリーダーの傷んだ部分をカットして短くなっていっても、PEと結束し直さなくてもよいように長めにしています。
PEラインとリーダーの結束は釣行毎に必ず結束し直します。
PEラインが結束部分以外でラインブレイクするほとんどの原因がオマツリした部分に入った傷が原因です。ラインブレイクをさせないためにはオマツリ回避をしなければなりません。オマツリをさせないためには同船者の協力が必要です。走り回る青物、なかなか寄せきれない大鯛であれば近くの同船者の方に声をかけて、タイラバを回収してもらいましょう。
同船者の方に声をかけるのは勇気が必要だと思いますが、オマツリをされる方が困ると思いますので、遠慮なく声をかけましょう。逆に同船者の方が大きそうな魚をかけたらタイラバを回収してオマツリを回避しましょう。
オマツリをしたら帰宅してPEラインをしっかり乾燥させてから(濡れていては分かりにくい)、オマツリした箇所を目視でチェックし、少しでもササクレができていたらPEラインを新品に巻き替えます。オマツリをするとほぼササクレができています。PEライン同士のオマツリ、タイラバに絡みついているオマツリではほぼアウトです。
このようなことに注意をすれば、よほど無茶なやりとりをしない限り、PEラインが持つ本来の強度に近い状態をキープして使い続けることができます。
新品に巻き替えるタイミングですが、オマツリをしなければ1年(10回程度の釣行)以上使います。
300mにしているのは、コストパフォーマンスです。払い出す時にラインを出すのは200mまで。ここまで出したらタイラバを回収して入れ直しています。
ドラグは3タックルすべて1kg強に設定しています。ドラグ値が緩いとフッキングが決まりません。青物ならそのまま勝負、サイズによってさらに強いドラグ値にして勝負をかけます。大鯛であればそのままドラグ値で楽しませていただいています。
PE1号でもデフォルトのドラグ値は1kgでよいでしょう。
緩いドラグではしっかりとしたフッキングができません。